2011年4月から、福島県文化財センター白河館長を務めてまいりましたが、6月27日を持ちまして退任することとなりました。まほろんを御愛顧いただいている皆様に一言御挨拶を申し上げます。
2011年の初めに館長就任の打診をいただき、初代館長・藤本強氏の御遺志を知り、また、父がいわき市四倉出身という御縁も改めて感じ、福島の考古学や文化振興のため、お引き受けすることにしました。就任を待っていた3月11日に発生した東日本大震災による大変大きな被害には、強いショックを受けましたが、就任後は、心の復興も果たすという強い思いで館長職を務めてまいりました。
昨年10月には関係者の皆様のおかげで開館20周年記念式典も挙行することができ、就任以来11年が経過しました。この節目をもって、後進に道を譲り、まほろんの更なる発展を期することが良いと考え、退任させていただくこととしました。
皆様のこれまでの御理解・御協力に心から感謝するとともに、福島県の文化振興、真の復興を祈ります。
2022年6月27日 |